5月も師走なみの速さで月末を迎えようとしています。 毎月こんな調子で過ぎていっては、本当に年末がすぐそこまで迫っているような気がするほど。 何をどうすればもう少しゆったりとした気分で、のんびり穏やかな日々を過ごせるものでしょうか。。。
最近、このブログもすっかり週間日記のようになりつつありますが、毎週それなりにあれこれ驚きや楽しいこともあり、備忘録がわりに最近のあれこれを。
まずは先日行ったベジャールバレエ団の公演。 ジュネーブから電車で40分ほどのローザンヌに本拠地を置くベジャールバレエの舞台は、こちらにいる間にぜひ一度は観たいと思っていたのですが、今回ようやくその希望がかないました。 世界各地を公演でまわっているため、本拠地ローザンヌででも夏と冬に一度ずつの年2回しか公演がないらしいのですが、今回は3日間の公演でモーリス・ベジャールの振り付けによる 7 danses grecques (ギリシャの7つの踊り)をメインとした、新作2つを含む4作品。 そのうちの一つはなぜかKyodai(兄弟)というタイトルで、日本の小説からインスパイヤされた新作だそうで、音楽には越路吹雪バージョンの日本語版La Vie en Roseが使われていたり、少し不思議ながらも面白いバレエでした。 今回へ残念ながらご縁がなかったけれど、やっぱりベジャールのボレロは一生に一回は観たいですね~。 ちなみに、3月にジュネーブであった仕事関連のイベントでは、ベジャールバレエ学校の生徒さんたちによるチャリティー公演があったのですが、そのときにお話しした日本人の生徒さんたちによると、このバレエ学校では昔から授業の一部として剣道を習ったり、邦楽を使った練習曲があったり、和テイストを積極的に取り入れたカリキュラムなのだそうです。
それから昨夜は月曜日の夜にも関わらず、ジュネーブのイタリア料理協会(超意訳)のイベントで、バローロを含むイタリア・ピエモンテ州のワインと名産品を試飲・試食できるFriends of Baroloへ。 レストランで飲めばグラスで一杯2,000円ぐらいするバローロやバルバレスコのワインを、いくつもの作り手さんと年を変えて10種類以上試飲させてもらったり、ピエモンテ産のフレッシュチーズをあれこれつまんだり、絶品リゾットを試食したりの2時間半…。 20フランの参加費の何倍もの価値があるワイン試飲イベントで、それはそれは楽しい夜でした(昨日はさすがに節酒とはいかず!)。 私たちが行ったときには200人以上の参加者が来ていたかと思いますが、ジュネーブのイベントでは珍しく私と友人たち以外にアジア人らしき人が全くおらず、会場のスタッフたちにやたら親切にしてもらえたりしたのも面白い経験でした。
さて、今度の木曜日はスイスの祝日、Ascension(キリスト昇天祭)でお休みです。 イースターの40日後の木曜日に祝われる、復活したキリストが昇天した日を祝うお祭りだそうで、キリスト教の典礼暦(←こんな言葉があることもスイスに来て初めて学びました)の中でも最も大きな祝いの一つなのだとか。 私にとってはありがたい週の半ばのお休みの日でしかありませんが、この間からのびのびになっている衣替えもして、しっかり家事とテンへの家族サービスに精を出したいと思います。